ようこそ、新見高校のホームページにお越しくださいました。
校長の 石田 均(いしだ とおる) と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 新年度は、周囲に桜が咲きほころぶ中、4月8日の始業式、入学式で、学校が実質的にスタートしました。
本校は、平成17年に新しい新見高校として生まれ変わり、今春12期生を迎えました。「知性の錬磨」、「心の錬磨」、「体力の錬磨」、「郷土愛」を教育目標に、知徳体のバランスのとれた教育、地域に根ざし郷土を愛する心を育む教育を推し進めております。
日頃から、地域の皆さま、中学校の皆さま、諸先輩方のご理解と一方ならぬご支援をいただいておりますこと、衷心より感謝申し上げます。
おかげさまで、落ち着いた環境のもと、生徒はのびのびと青春を謳歌しております。本年度は、「連携」、「目標への一歩」を合い言葉に、生徒、教職員が力を合わせて努力してまいります。
生徒が主役の新見高校でもあります。生徒たちにより、この一年にどんな名場面、感動シーンが見られるか、今から大変楽しみです。
今年度も、このホームページを通じて昨年にも増して旬の情報をお届けしたいと考えております。 どうぞ、相も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
ようこそ、本校ホームページにお越しくださいました。
新緑が次第に深緑に変わりつつあるのを、通勤途上の山々に感じるようになりました。また、本校の玄関脇にある花水木の花の薄紫色の美しさに見入っていたのもつかの間、前庭の植え込みには赤紫のサツキがのぞき、緑に映えるアクセントとなっています。
学校は、先週で第1学期中間考査が終了し、今週から通常の授業が再開されました。この考査が、1年生にとっては、高校での授業の定着度を測る最初の定期考査となります。新しい環境にも慣れ、新たな人間関係も構築されはじめたこの頃、いい滑り出しと今後に活きるいい習慣づけを願うばかりです。
先日、教育講演会に参加し、前向きに生きるエネルギーと新たな視点の数々を得ることができました。さすがに第一線で活躍なさっている方々には、共通してどんな境遇にも常に能動的に取り組む姿勢と目標に向けた弛まぬ一歩の積み重ねがあることを、そして今あることに感謝の気持ちを持って生きていらっしゃるのを感じます。
最初の職員会議で教職員に伝え、始業式で生徒に話した本年度のキーワードは「一歩」です。千里の道も一歩から・・・これぞと思うこと、自ら手がけたいと思うことがあると、まずは「一歩」。勇気を持って一歩先に進めば、見えないものが見えてきたり、新たなヒントが待っているものと思います。
この時期、各種の総会が目白押しです。本校関係でもPTA総会、役員総会があり、生徒総会も近々開催されます。前年度の活動をふまえ、新たに検討した活動が実を結ぶために協力・連携を進めていきます。
今年度の学校経営する上で、教職員に働きかけている合い言葉は「連携」です。校地間の連携、地元の教育機関との連携、地域との連携等を、前述の「一歩」とともに推進し、本校の活性化、魅力化に努力してまいる所存です。
どうぞよろしくお願いいたします。
ようこそ、本校ホームページにお越しくださいました。
先週末に、気象庁から中四国地方が梅雨入りした模様だという報道がありました。この知らせを聞くたびに、日本には四季の移ろいがあること、豊かな季節感が日々の生活の一つのアクセントになっていることを感じます。
用件だけメールで済ませることはできますが、ちょっと改まって手紙を書いたり、公の文書を作成したりする際には、その時節に合った季語を選ぶことになります。少し調べてみると一通りではなく(細かい使い分けはあるのでしょうが)、その時々で使える表現がいくつもあり、日本語の持つ言葉の奥ゆかしさ、幅の広さも再認識します。
便利さを優先するあまり、ついつい手間暇のかかることを敬遠しがちですが、時にはいわゆるアナログの生活にも目を向け、実践したいものです。また、そういった心の余裕も持ちたいとも思います。機械化が進めば進むほど、人間が本来持ち合わせた五感や能力を発揮し、機械にない人間らしさを発揮する機会が失われていくような気がします。
最近、とみに「AI」が話題になるようになりました。一部の高度な専門的知識を駆使し研究を積み重ねた科学者が、実用化に向け繰り返しの改良と工夫を経て開発してきたいわゆる人工知能は、多くの場面で人間の能力をはるかに超えた働きをします。瞬時に莫大なデータを分析し、その場に最適な選択肢を選んで対応してくれます。実際、AIを備えたロボットが、仕事の正確さと迅速さで、今まで人間のしていた仕事に取って代わるという話も聞きます。確かに危険を伴う箇所では、人間の代わりに処理してくれたり、動いてくれたりと頼もしい存在でもありますが・・・。
学校現場ではICTを活用した教育で学習効果は上がっています。教育機器のデジタル化は進んでいますが、教育自体は本来手間暇をかけながら、心が通うことが必要です。 人の感情と行動は「二進法」でなく、その時々の様々な状況で判断も決断も多用化します。
例えば、風や空気、自然の変化から天気を予想し対処を怠らない能力、機械に頼らなくても日常生活が送れる能力、相手の感情を読み取り的確に動ける能力、自然と向き合いながら豊かに生活が送れる能力・・・本来人間が持っている能力を研ぎ澄まさせ、育むのも教育なのかなと思う昨今です。
6月1日、本校OBの橋本 孝先生に「わが故郷を思う」と題して両校地の全校生徒に対して講演をしていただきました。ご講演の中で「グリム童話の世界」に誘っていただきながら、私たちにたくさんの示唆や世界観を与えてくださいました。 「今が学びの基礎を作る、いわば根を張る時」、「学校は先生の魂と生徒の魂がぶつかり合うところ」等、心に残る言葉がたくさんありました。
大勢の先輩に支えられていること、有り難いことです。
平成28年6月6日 岡山県立新見高等学校長 石田 均
ようこそ、本校ホームページにお越しくださいました。
今年は、久しぶりに梅雨らしい、雨の多い日が続きます。 玄関近くに唯一ある小さな紫陽花が、いつになく生き生きしており、色鮮やかに見えます。
私事ながら、お世話になった方が入院されており、お加減がよくないとご家族から電話で伺っておりましたので、先日、お見舞いに上がりました。 ご高齢でもあり心配して参ったのですが、食事をきちんととられているためか、思いの外お元気でいらっしゃることに、ほっと胸をなでおろしました。
しばらく前に連絡をいただきながらも、県外であるのと目の前の業務に追われて一区切りつけられなかったのとで、すぐにお見舞いに行くことができませんでした。 「百聞は一見に如かず」・・・お邪魔してよかったと思いました。正直、電話の言葉から想像するのと、実際に自分の目で確かめるのとでは、大違いでした。
「百聞は一見に如かず」といえば・・・ 岡山県の、とある会議の委員さんたち20名余りが、先月末に学校視察に来られました。 ここで見聞された内容を今後の検討の参考にされるのが視察の目的とのことでした。
一通り、学校の現状と今後の課題について説明させていただいた後に、南北両校地の施設・設備、さらには授業を案内させていただきました。 両校地において、生徒が学校生活を送っている様子を直に見ていただく中で、生徒たちに温かくお声がけもいただきました。 授業中、委員の皆さんの質問に生徒がお答えする場面もありました。
この日の視察のおかげで、本校生徒に対し、「新規に求人票を出したい」と、ある委員の方から言っていただいたのは望外の喜びでした。 情報過多の時代、調べればいくつも資料が探せたり、人伝に聞いた話から様子を察知することも、ある程度可能な現在ですが、やはり実際に現地に赴くことで、パンフレットや資料にはない生の様子を直接肌で感じていただけたのは、文字通り「百聞は一見に如かず」・・・
今回、ご訪問いただくことで、生徒の素直さ、直向きさとともに今後の将来性を感じ取っていただければ、幸いです。 学校としてこのような機会を頂戴したことを、何より有難いことだと感謝いたしております。
説明の途中で「地元の子は地元で育てる」という言葉を何度か使わせていただきました。このフレーズは、ここ何年にもわたって使ってきた言葉です。知・徳・体のバランスのとれた教育を目指す本校ですが、小中高と12年間、郷土愛を育くむこの地域の土壌において、生徒たちが保護者や地域の方々から愛情たっぷりに育てられていることに改めて敬意を払う次第です。生徒は地域の「宝」です。
締めくくりに、本校は、@地域にとって欠かせないこと、A地域の活性化の核とならなければならないことを強調させていただきました。 委員の皆さんがそれぞれ、笑顔で学校を後にされたのが印象的でした。
平成28年7月5日 岡山県立新見高等学校長 石田 均
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夏休みに入ったとはいえ、生徒も教職員もこの時期ならではの催しに、 猛暑にもめげず懸命に取り組んでいます。
普通科では、先月末、1,2年生がジョブシャドウイングで市内の官公庁、 福祉施設、病院、駅、教育機関等を訪問させていただき、 将来に向けて見聞を深め、貴重な経験をさせていただきました。 関係者の皆様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。 また、3年生は、7月までの補習授業に加えて、 今日から自らの進路目標と自分自身に向き合っての強化学習会に参加し、 実力養成に励んでいます。
一方、専門学科では、卒業後の就職を念頭に、 希望した事業所でのインターンシップを通じて、 学校では得られない体験作業や企業の生の雰囲気等を 肌で感じさせていただく機会をいただいておりますことに感謝申し上げます。 参加した生徒には、 今後の学校生活に新たな目標と将来に向けた確固とした心構えを持ってくれることと期待しております。
先週は、平成28年度のオープンスクールが、 北校地では27日に、南校地では29日に開催され、 新見市内の中学生をはじめ多くの方々に来校していただきました。 生徒が主体となって企画と当日の運営をさせていただきました。 本校を一層身近なものとして知っていただき、 本校に興味と関心を持って志願をしていただく機会となれば幸いです。
この1学期は、オープンスクールのみならず、行政関係、 教育関係の方や県内の事業主の方々に学校に実際に足を運んでいただきました。 その都度、挨拶と素直な生徒の取り組みの様子にお誉めのお言葉を頂戴しました。 生徒たちのありのままを見ていただいてのご感想ですが、 これらは一朝一夕に身につくものでなく、 これまで地域やご家庭でご指導いただいてきた賜です。 この地域の教育力に改めて敬意を表する次第です。
校歌に、 「朝(あした)夕べに 青雲の 黒髪山を 戴きて この学び舎に 集いたり 志みな うるわしく 友愛の手を 繋ぎて行かむ 」 とあります。
暑い夏、友と協力しながら、 生徒たちは来る2学期の行事に向けて助走を始めています。 9月の第1週には南校地で新高祭「文化の部(黒髪祭:普通科文化祭)」(9月4日一般公開)、 「体育の部(両校地合同体育祭)」(9月6日開催)があります。 お時間がおありでしたら、どうぞお越しいただき、 生徒たちの生き生きとした姿をご堪能ください。
猛暑が続きます。皆様方、どうぞお身体をご自愛くださいませ。
平成28年8月1日 岡山県立新見高等学校長 石田 均