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平成29年4月 校長挨拶

岡山県立新見高等学校長
岡山県立新見高等学校長 石田 均

  ようこそ、新見高校のホームページにお越しくださいました。

  校長の 石田 均(いしだ とおる) と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

  日頃から、本校教育に対しまして、地域の皆さま、同窓生の皆さまから深い愛情と一方ならぬご支援をいただいておりますこと、また多くの方々にご愛顧いただいておりますことに、衷心より感謝申し上げます。

  新年度、校庭に桜が咲き誇る中、4月10日に始業式、入学式が行われ、学校が実質的にスタートしました。

  本校は、平成17年に新しい新見高校として生まれ変わり、今春13期生を迎えました。

  「知性の錬磨」、「心の錬磨」、「体力の錬磨」、「郷土愛」を教育目標に、知徳体のバランスのとれた教育、地域に根ざし郷土を愛する心を育む教育を推し進めております。

  「生徒が主役」を合い言葉に、教職員が一丸となって本校教育の推進に邁進いたしております。これから1年、生徒たちにどんな感動的なドラマが待ち受けているか、今から大変楽しみです。私たちにとって、生徒たちの笑顔は何よりの元気の源です。

  今年度も、このホームページを通じて学校の様子、校長としての思いをお届けしたいと考えております。

  どうぞ、相も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。



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平成29年5月 校長挨拶


  ようこそ、本校ホームページにお越しくださいました。

新緑

  新緑の美しい季節となりました。 木々の新芽はもちろん、幾重にも緑色のコントラストが見られる遠景の山々に、新たな息吹を感じます。 陽光を浴びると山の質感やボリューム感が一層増して見えます。 新芽、若葉が辺りをはばかることなく存在感を表しているからでしょう。 春は「青」、夏は「朱」・・・。 青春とは「春」の異称であり、青々と若い芽が出てくることから、「青」が春の色となったようです。

  さて、先週、両校地1年次生は、国立吉備青少年自然の家で、1泊2日の「新入生集団宿泊研修」に行ってきました。

  1. 「規律ある集団行動を通して、新見高校生としての自覚と意識を高める」
  2. 「南北両校地合同の活動を通して、生徒および教職員間の交流を図る」
というのがこの研修の主な目的です。 今年は、8中学校から191名が入学してきましたが、キャンプファイヤー、スタンツ、野外炊事と研修のプログラムが進む中で、まさに新芽が吹き出すように、新たな人間関係も構築されはじめたことと思います。

  高校時代は、青春のまさに入り口かもしれません。 卒業後、生徒たちが、社会に出て活躍するため、価値ある人生を送るために、学校としてどんな支援や指導をしていくか、どんな青春の舞台を整えていくかを考え、実践していくことが大切です。 一人ひとりは、可能性に満ちた高校生・・・今年度も「こころある教育」(こ に応じた、こ うきしんを駆り立てる授業、進ろ に直結した教育)を進めて行くことを、年度当初、教職員で確認しました。

  先日、ある講演会の中で「真っ直ぐなものは自然界には何一つない」というお話を伺い、今さらながら、なるほどと頷きました。 確かに、真っ直ぐな線、凹凸の全くない面、舗装された道路・・・全て人工物です。

  真っ直ぐなようで、どこかが曲がっていたり、平坦なようででこぼこがあったり・・・2つと同じものがない、これが個性というものでしょう。

  個性があるから、魅力が生まれます。改めて、何でも画一的にとらえるのでなく、個を大切にすることを重視する教育を進めて行くことを肝に銘じる毎日です。

  平成29年5月1日

岡山県立新見高等学校長 石田 均



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平成29年6月 校長挨拶


  ようこそ、本校ホームページにお越しくださいました。

検定

  「クールビズ」という言葉が使われるようになって暫くとなります。「6月、10月になったら『衣替え』」が、何十年と染みついている私にとって、「今日からいよいよ夏の装いかな」という思いです。

数週間前、とある山間の宿に一泊しました。そこは、新しいものと情緒あるものが同居する不思議な?(あるはずのものがなくて、ないものがある。或いは、ないはずのものがあって・・・、といった感じの)宿でした。何やらなぞなぞのようですが、少し紹介してみたいと思います。

  部屋には、洗面所、風呂、トイレなどの水回りの設備はなく、洗面所、風呂とトイレは共同。トイレについては水洗、かつウォシュレット。テレビは各部屋になくてロビーらしきところに1台(22時まで利用可)。部屋にタオルはないが、浴衣と丹前はある。鍵はあるが、オートロック。各室の寝具は昔風の? お布団に枕、蔵には歴史を感じさせる展示品が数々ありながら、拝観自由で無料・・・1泊素泊まりの料金は今時「こんな料金?」といった安さの上、朝食(500円)は、炊きたてご飯(地元産)に、具だくさんのお味噌汁、これに地元の食材を手作りしたおかずが付く、というお値打ち。

  夜、いろりのある部屋で他の校長先生方と教育談義?に花を咲かせていると、肌寒さを案じられたのでしょう、宿の方が、熾した炭を運んでいろりに入れてくださるというお気遣いをいただきました。室温が10℃余りだったので、身も心も温まったのは言うまでもありません。

過剰なおもてなしのある昨今、期待していないところに、思わぬおもてなしがあることの喜びを感じました。「OMOTENASHI」がよく話題になりますが、贅沢をお金で買う「おもてなし」と、あり合わせながら気の利いた心の「おもてなし」・・・。蛙の声しか聞こえない静寂とした山里での一夜、布団の中でなぜか「おもてなし」について、考えを巡らせました。

  与えすぎることで、場合によっては、かえって食欲減退と消化不良を起こすことがあります。喉の渇きを感じなければ、水を飲みたいとは思いません。欲することがあることと欲する物が用意されていること、いつも心がけておかなければならないと思います。 自ら物を口に運び、自分で咀嚼し、栄養を体中に巡らせる時間を敢えて確保する余裕も大切ですし、その前提として食べたくなる(学習したくなる)ような仕掛け(OMOTENASHI)を、教科指導はもちろん、学校生活の中においも実践していかなければならないと思います。

  今週末が、県総体の中心日となりますし、6月は、模試や、各種コンテストに検定等、これまで培ってきた実力が試される催しが目白押しとなります。

  生徒たちの日頃の努力が、成果となって実を結びますよう祈っています。

  平成29年6月1日

岡山県立新見高等学校長 石田 均



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平成29年7月 校長挨拶


  ようこそ、本校ホームページにお越しくださいました。

紫陽花

  「お帰りなさい!」という言葉。よく耳にする何気ない言葉ですが、心地いい素敵な日本語の1つだと思います。日常交わす挨拶はコミュニケーションの1つであり、円滑な人間関係を保つ上で大切な実践です。言葉は、交わし合うことで、もやっとしていた心の壁を取り去り、案外相手とうまくつきあえるきっかけとなるものです。

  「お帰りなさい。」は、帰ってきた人に決まって呼びかける定番の挨拶ですが、英語では訳しづらい言葉です。このあたり、日本語、或いは日本人的発想における奥行きを感じます。日常に紛れている場合と、本当に久しぶりの帰郷や帰来の場合とで、或いは懸ける言葉のトーンによって、響きや受け取り方も違うと思いますが、いずれも相手を歓んで迎え入れたいという感情が根底にあると思います。

  先月、卒業生5名が教育実習で久しぶりに母校に帰ってきました。まさに、「お帰りなさい!」です。立場が変わり、人間的にも成長した中、学生の頃には見えなかった部分や感じなかった部分を3週間(一部2週間)の実習中に得たことだと思います。

  早速、実習生から、お礼の手紙が届きました。「母校で教育実習できたことを嬉しく思っております。素直で真面目な生徒が多く・・・教師として、上手くいくことばかりでなく、大変な事やしんどい事が多い中でも、教職は、生徒たちとの関わり合いの中で様々なやりがいや喜びを感じることができる魅力的な職業であると強く感じました。」「・・・真面目で素直な生徒が多く、私が授業をしている時も、しっかりと目を見て話を聞いてくれる姿勢を見て、(実習前は不安を抱え、自信もなく教育実習を迎えましたが)不安も一気になくなりました。本当に生徒に恵まれたなと感じています。・・・生徒の成長を見てやりがいを感じ、さらに自分を高めようと思いました・・・。」

  普通科には、キャリア教育の一環に、MFM(My Future Mapping)と称して、将来の職業選択の参考にと地域や卒業生の方々にお越しいただいて様々な職業についてご講義やワークショップをいただく機会があります。今年も、10名の方々にお世話になりました。また、今月にはジョブシャドウイングで市内の企業や官公庁に1日お邪魔し、見聞を深めることで、校内では得られない体験をさせていただきます。

  また、専門科でも、インターンシップが今月から開始され、いろいろなお世話をいただきながら計り知れない事柄を学ばせていただきます。これからの季節、地域での催しも多く、お手伝い等で地域に関わらせていただくことが増えますし、小中学校に学習支援や出前講座で教えたり、交流を深める機会をいただきます。

  私たちは、今後も「お帰りなさい!」と声をかけていただき、将来、地元に貢献できる人材の育成に努めてまいりたいと存じます。

  「地域の子どもは地域で育てる」という言葉を新見に来て何度も耳にしました。何世代にも渡って、人と人が繋がり循環して生きていける社会の構築に、本校も少しでも貢献するべく何らかの役割を担っていきたいと思っています。 

平成29年7月3日

岡山県立新見高等学校長 石田 均



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平成29年8月 校長挨拶


  ようこそ、本校ホームページにお越しくださいました。

  朝6時20分頃、いつもなら聞こえないはずのかわいらしい子どもたちの声が我が家の裏の方から、にわかに聞こえてきます。耳を澄ますと、どうやら集まって来た小学生の声のようです。我が家の裏には市立幼稚園があり、そこが昔からラジオ体操の会場となっています。

この時季、首からラジオ体操の?カードをぶら下げて歩いている子どもたちの数がめっきり減っているような気がしていたので、何かホッとした気持ちになりました。夏休みのラジオ体操・・・日本の夏の一種の風物詩といえるかもしれません。姿は見えませんが、自分の時、我が子の時のラジオ体操と考え合わせ、子どもたちの大体の様子が目に浮かんでくるようです。

  この季節、「朝顔につるべとられて・・・」という有名な句が思い出されます。夏休みを代表する花はなんと言っても朝顔ですが、その朝顔、最近ではあまり見かけなくなった印象です。誰が名付けたか、ストレートに言い得て妙な花の名前に改めて感心です。朝顔は小学校時代の夏休みの自由課題によくなっていましたし、ちょうどこの頃、あちこちの軒先の支柱に絡んで、青、紫、赤紫、白色の可憐な花を咲かせていました。地球環境の温暖化のせいでしょうか、クマゼミの生息地域が北上したり、いろんな意味でグローバル化が進んで外来生物が日本で、あるいは日本古来の虫がスイスで発見されたりと、昔とはずいぶん生態系や自然環境が変わってきました。古来の生態系が脅かされたり、種の絶滅が危惧される中、身近なところで、例えばヒアリ(イソップ童話では「アリ」は真夏の暑い中でも怠けない働き者の代表格でしたが・・・)の危険が連日のように報道されています。

  学校教育においても、社会のグローバル化の動きや情勢の変化、さらには平成34年度からの高等学校の新しい学習指導要領の導入に向けて、改革や改善が求められています。今後も教育は、ある意味での流行や新しい考え方の導入で、求められる内容に多少の変化はあっても、基本は変わらないはずです。生涯にわたって豊かで健全な生活が送れる基礎を作ることが肝要であり、単なる知識・技能を習得のみならず、得た知識・技能を活かして社会で生きて働く力、生涯にわたって学び続ける力の育成を私たちは常に念頭に置いていかなければなりません。

  昨日(南校地)、今日(北校地)と連続してオープンスクールを開催し、多くの中学生に参加していただきました。このオープンスクールでは、主に生徒たちが主役となり、企画・運営に尽力をしてくれました。模擬授業体験や実習を通して、また、本校生徒(先輩)との関わりを通じて、本校に対して少しでも親近感と魅力を感じてくだされば幸いです。

  南北校地とも、とりわけ学校行事や実習で、生徒たちが生き生きと活躍してくれます。その都度、社会性や人間力を大いに発揮してくれています。そういった様子を見るにつけ、生徒の成長を感じずにはいられません。

  学校の「顔」はやはり生徒です!

  皆様、暑い日が続きます。どうぞ、お身体ご自愛くださいませ。

平成29年8月1日

岡山県立新見高等学校長 石田 均



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平成29年9月 校長挨拶


  ようこそ、本校ホームページにお越しくださいました。

  蝉の鳴き声から涼やかな虫の音へ季節の移ろいを感じる中、黄金色になった水田で刈り入れがまもなく始まる頃となりました。

  8月いっぱいが夏休みという印象ですが、最近では前倒しで8月の最終週あたりに2学期の始業式が行われるところも増えてきました。新見高校の始業式は、南校地が先週25日に行われ、北校地は今日が始業式です。とはいえ、生徒たちは、夏休みの間、補習や実習、部活動の合間を縫って新高祭に向けて準備を進めてきました。南校地は明日、明後日が新高祭文化の部(※北校地は、11月2,3日開催)、新高祭体育の部は9月6日の開催です。

  先日、とある同期の会がありました。宴もたけなわになった頃、幹事から、「これからの時間、一人ずつ順番に『最近一番感動したこと』を何かしゃべってください。」と、何の前触れもない提案。いきなり注文されても・???・・参加者は11人でしたが、不思議なことに話題が被ることもなく、皆、上手に話をされました。私はというと、プレゼントについて話しました。それは、子どもたちからの思いがけずにもらった「赤い○○○○○○○セット」の話でした。

  「感動したこと」といえば、私事でもう一つ。わずかな休耕田をお借りし、鍬1本で拓いた菜園ですが、始めてかれこれ十数年になります。先日、畑にあった青紫蘇(大葉)を、幾枚か葉をつけたまま茎ごと切って、食卓に持ち帰り、ビンに挿しました。すると、数日後、なんと水中にあった茎の側面から根らしいものが出ているではありませんか。今はしっかりした根が無数に伸びてきました。もとは、何年も前、園芸店で買い求めた一本の苗でした。毎年、どういうわけか実から小さな小さな種が飛散していたのでしょう、予期せぬ所から芽を出し、いつの間にか自生し大きくなります。野菜を育てていて、何とか花をつけ、実をつけようと最後まで頑張り?続ける姿ににはいつも感心します。

  自然界には未だ、解明されない現象が数多く存在し、大自然の驚異に圧倒されることが多い一方で、自然界に注目すると人間の生きるヒントとなることが案外沢山あるものです。一度体験したから、一度習ったから、或いは毎回変わらないからと見過ごすのではなく、時として、新鮮な目と耳と心を最大限開放して接することが必要であると感じます。大自然に、或いは身近なところに対して新たな感受性を働かせることで、新たな感動と発見が生まれてくるのでは、と思います。

  私自身、これから暫く小さい秋に注目してみよう、生徒たちの新たな魅力を見つけてみようと思っています。

  学校行事の多いこの季節、生徒たちは行事の度に青春時代を謳歌する取り組みを見せ、思わず魅せられるはずです。どうぞ生徒たちの生き生きした姿を発見しに新見高校へいらしてください。

  ご来校を心からお待ちいたしております。

  平成29年9月1日

岡山県立新見高等学校長 石田 均



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平成29年10月 校長挨拶


  ようこそ、本校ホームページにお越しくださいました。

  開け放った校長室の窓の外から今年も香しい香りがほのかに漂ってきます。10mほど隔てたグラウンド横の金木犀からです。また、2週間前には、いつの間にか伸びた茎に彼岸花が赤い花をつけ、列をなして畦道にここぞとばかりに咲いていました。まるで組織内に時計でも仕掛けてあるかのように、決まってその季節が来るとそれぞれの存在感を示してくれることをいつも不思議に思います。

  毎年この時期は、各部活動において3年生からバトンを渡された1、2年生が、新人戦で新しい力を発揮します。初めて競技に出場する者、夏場の練習で成長の芽を見せる者等々、力の競演です。

  先週末、弓道新人大会に役員として参加しました。弓道は、唯一部員数が増加している?競技です。他の競技と違って、競技経験が無くても高校入学後に同じスタートラインに着けるという特徴も人気の秘密なのかもしれません。「道」のつく競技は「礼」に始まって「礼」に終わると言われますが、一連の所作はとてもせいせいとして美しいものがあります。同じ道のつく競技でも弓道は、相手が28メートル先の直径36cmの的であり、ここ一番での精神力と集中力が、呼吸と共に問われます。

  新見高校男子団体は、予選の一立ち目は、芳しい結果ではなかったものの、二立ち目は、なかなかの成績で見事決勝に進出し、競射を経ての3位でした。最初小さく見えていた選手たちが、表彰式では堂々として(気のせいか)大きく見えました。競って手にした自信は大きいと思います。

  8月のインターハイで岡山南高校女子の全国3位を報じた新聞記事には、「新見高校の58年前の3位以来・・・」とありましたが、きっと生徒もその文字を目にしていたことでしょう。11月に広島市で開催される中国大会には、女子が個人で1名、男子は個人1名と団体で出場します。これを機に目先のことで小さくまとまるのでなく、(新人大会であるこの時期)目標を高く掲げ、大きく羽ばたいて欲しいと思います。

  これから県大会、中国大会を決めていく競技もありますが、これまでのところ、陸上競技部が中国大会出場を決めています。(暑い日も寒い日も)毎朝決まって始業前に練習している部活動があります。心の中で「頑張れよ!」と応援しています。日々の努力は、どこかで報われるはずです。部活動を通しても人間的に大きく成長して欲しいと願っています。

  来る14日(土)には、中学生を対象にした「第3回オープンスクール」が開催されます。通常の授業を参観していただくと同時に、部活動見学及び体験(1,2年生対象)があります。本校生徒の生き生きした様子と学校の魅力を味わっていただくよう準備していますので、どうぞ奮ってご参加ください。

  平成29年10月2日

岡山県立新見高等学校長 石田 均