箱罠引渡し式
新見市と連携した鳥獣対策事業
― 学校での箱罠作成・引渡しまでの取り組み ―
生物生産科と工業技術科は、新見市との連携事業として、鳥獣被害対策に活用する「箱罠(はこわな)」の作成に取り組みました。地域の課題である野生鳥獣による農作物被害を減らすことを目的とし、学校で培った専門的な技術を生かしながら、実践的な学びを深める機会となりました。
作業は、材料の準備から組み立て、溶接作業までを生徒たちが担当しました。授業で学んだ技能を活用しつつ協力しながら大型の箱罠を完成させることで、生徒たちは実社会で求められる技術や責任感を身につけることができました。
完成した箱罠は、市長をはじめ、地元企業の関係者や猟友会の皆様が出席する引渡し式で、新見市へ正式に手渡されました。出席者からは、地域に根ざした教育活動への感謝や期待の言葉が寄せられ、生徒たちは自分たちの作業が地域貢献につながっていることを実感していました。 取り組みの締めくくりとして、学校内にも1基の箱罠を設置し、今後の学習教材として活用できる体制を整えました。本事業を通して、生徒たちは地域課題の解決に主体的に関わる経験を得ることができ、学校と地域の結びつきがさらに深まる結果となりました。




